短期滞在ならインターネットカフェ
携帯電話もそうですが、メールというものも、一度、使い始めてしまうと、毎日、ひどいときには一日何度もメールチェックしないと気が済まなくなってしまうものです。僕なんか、家にいるときは、ほとんど常時チェックしていると言っても過言ではありません。そこで問題なのが海外旅行中のメール。出かけている間に、大切な用件のメールが来ているのではないか。返事が来ないと怒っている人がいるのでは?などと、余計な心配をしてしまって、せっかくの旅も、なんとなく不安。ホントは、メールなんて忘れて日常生活から離れた時間を持つのも旅の楽しみだろうけど、そうは行かないのが、IT時代に生きる者の宿命です。
そこで、タイにいるときのメール・チェック方法を伝授したいと思います。まず、旅行期間が短期の場合、タイのインターネットカフェを利用します。タイの人たちにとって、パソコンは、まだまだ高価なモノ。自宅にパソコンがある人は、かなり裕福、エリート、またはパソコンを仕事に使う人たち。そこで、若い人を中心に自宅にパソコンがない人が利用しているのが、インターネットカフェ。地方の町では数が少ないかも知れませんが、特にバンコク市内を歩いていると、あちこちにInternet、E-Mai、Chat、ICQlなどと書かれた看板を見かけます。これがインターネットカフェ。料金は場所によってまちまちですが、いずれも時間単位で課金されます。1分あたり2バーツのところもあれば、60分300バーツということもありますが、自分のノートパソコンを持ち歩いて重い思いをすることもなく、この料金以外電話代すらかからないのがメリットと言えます。
HotmaiやYahooのメールアカウント取得
でも、ちょっと待ってください。インターネットカフェするためには、日本にいる間に、ちょっとだけ、準備をしておきましょう。それは、HotmailやYahooなどのサイトを利用できるように、無料登録をしておくことです。一般にポータルサイトと呼ばれる大きなサイトでは、各ユーザーはそのサイトでメールの送受信するためのメールアドレスを得ることができます。このようなサイトの無料メールアドレスを利用する場合(例えば、HotmailやYahoo.co.jp)、そのサイトにアクセスして、Web上でメールのやりとりができるというわけです。
しかし、このメールシステム、よく見ると「オプション」設定の中に「他のアカウント宛のメールの送受信」とか「POPアカウント」などと書かれたものがあることがあります。この「POP」というのは、ふだん、自分のインターネット・プロバイダーからメースソフトを使ってメールを読み出していることと同じです。つまり、ここに自分がふだん使っているプロバイダーのメール設定をしておくと、自分のプロバイダーに届いたメールも、Hotmail.comやYahoo.co.jpを使って読めるというわけです。
このようにHotmailやYahoo.co.jpで自分のアカウントを作り、POP設定をしておけば、インターネットカフェで、Webブラウザを使って自分宛のメールを読むことが可能になります。ただし、来たメールに対して返信したい場合には、HotmailやYahoo.co.jpのメールが送信元のメールしか送れませんので、注意が必要です。
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