ロンドンのホテルは高いようだ。ビジネスホテルくらいのグレードでも、1泊100ポンド(約2万円)以上だという。東京も地価は高いが、ビジネスホテルなら1万円以下のところはたくさんあるから、まだマシなのかも知れない。
そこで、ロンドンでの宿泊をどうするかということが、かなり大きな問題となる。英国にはBed
& Breakfastと呼ばれる宿がある。その名のとおり、トイレとシャワーが付いた小さな部屋はベッドでいっぱいになってしまうようなところだけれど、夜、眠ることができて、朝食も食べられる。ホテルのようにルームサービスを注文したり、コンシャルジェにいろいろ仕事を頼んだりしながら滞在することはできないけれど、とっても経済的な宿泊と言える。
B&Bと言っても、名称にHotelという名を付けているところも多い。建物はアパートのようなつくりで、複数のB&Bが一つの大きな建物を構成しているような感じ。写真をよく見ていただくと、異なるホテルの看板が出ているのがわかる。入り口も別々だし、中もつながっていないようだ。
ロンドンではPaddington駅近くのB&Bに泊まった。この辺りは、B&Bがとても多く、外国人観光客も多かった。また、Paddingtonからはヒースロー空港へのエアポート・エクスプレスも出ているので、空港への交通の便がすごく良い。スコットランドに行くときに利用する鉄道のキングスクロス駅にも、Paddingtonから地下鉄で乗り換えなしで行けるので、観光に向いている地域かも知れない。ロンドンで泊まったB&Bは1泊55ポンド(1万1千円くらい)。朝食はかなり寂しいもので、トースト、コーンフレークとジュースにコーヒーのみ。2日めには飽きた。
こちらの写真は、エジンバラに行ったときに泊まったHaymarket駅近くのB&B。やはり、アパートが建ち並んでいるように見えるが、こちらもB&Bが並んでいる通りだ。スコットランドはロンドンよりも物価が安いようで、ここは1泊37.5ポンドだった。しかも、朝食にはチーズやハムもあるし、デザートもあった。豪華な朝食に、満足度も高かった。
パッケージツアーで行く場合には、ホテルはすでに手配されているだろうが、個人で手配する旅行の場合には、このようなB&Bに泊まる方が経済的かも知れない。
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